幻の魚イシダイを求めて

-ど素人が無謀にも挑む!-

後浜新港から見た、剣崎防波堤に沈む夕日

 

 

[これが潮というものか-2003.11.3]

 イシダイ釣りも今回で3回目。餌は先週余った本虫を塩蔵しておいたもの。寄せ餌はダイワ『ウニ団子』。仕掛けは変わらず、スクリュー三叉にワイヤーハリス針14号、捨てオモリ仕掛け。今回も赴任先にウチのが来ていたため、彼女を見送ってから牛深に向かい、16時からの竿出し。場所は前回と同じ後浜新港造成地突端。ここはミズイカ釣りの好ポイントとして知られていて、コンクリートの地面にはイカスミの後が一杯。

潮は長潮。長潮というと、ジワーッと満ちてきて、ジワーッと引いていく、魚の活性が悪い、というのがイメージ。ところが、実際には潮が肉眼で見えるほど動いていて、仕掛けを投入すると、20号のオモリがどんどん流されていく。しかも、20m先と10m先では潮が反転していて、仕掛けの投入場所によって反対方向に流されていく。

我慢して糸を出していくと、適当なところで仕掛けが落ち着くが、ちょっと油断するとすぐ根掛かりする。2時間ほどの間にオモリ5個と三叉から先を2個ヤラレた。今回はついに市販の自動根掛かり切り装置を使うハメに。でもこれ、なかなか快適に糸が切れる。釣り場は荒れるだろうが。

17時頃にクイクイと軽く竿先を押さえ込んだので持ち竿にすると、ゴツゴツとかなり力強い当たり。「さあ、次は『グーン』と竿先が引き込まれるゾ」とワクワクしながら待つ。だが、当たりはそこまで。速い流れの中でこれだけの魚信を伝えてくるのだからそれなりに大きな魚のはず(イシダイとは限らないが)。何回か同じ場所に投入したが、やはり当たりは「ゴツゴツ」まで。ついに「グーン」はないままに当たりが止まってしまった。

結局あちこちに仕掛けを投入してみたが、納竿までに根掛かりを増やしただけ。日も暮れたので引き揚げた。

満潮は3:30と17:00、干潮は10:01と23:07。潮は上記の通り長潮。14時くらいまで雨が降っていて、潮は濁っていた。

 

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