幻の魚イシダイを求めて

-ど素人が無謀にも挑む!- 17GX525

[事の発端は-2003.10.10]

 筆者の職場には筆者以外にも二人の釣り好きがいる。二人とも理学療法士のTさんとF君である(職場ではT先生、F先生と呼んでいるが、釣りの世界ではこの呼称でよかろう)。筆者は「釣り好き」だが、この二人はちょっと常軌を逸していてもう「憑かれている」レベル。毎週のように天草の沖磯に渡って上物を釣っている。職場では「イカの餌木を120本買った」「70,000円の竿を買った」などという、半端な釣り好きだったら思わず引いてしまうような会話が飛び交う。筆者も地磯に誘われて1回だけ付き合ったが、あまりに長すぎる釣り時間、磯に打ち寄せる荒波、ズックでスッテンコロリン転んだこと、携帯をなくした(実は車の中に落としていた)ことなどで、「この二人にはついていけん!」と、一緒の釣行は以後遠慮させてもらっている。

 その後も、磯に上がった二人の釣果を毎週のように聞かされ、若年のF君から「やっぱり磯に上がらんと。ちまちま防波堤でやってても。」といわれて悔しい思いをしていた。そのたびに「イシダイだったら磯に上がってもいいけど。わざわざクロやチンで磯に上がる気にはなれんね。」と負け惜しみを言っていた。

 ところが、あんまり「イシダイ」「石鯛」と言っているうちに、自己洗脳が始まってしまい、自分でも本気で「イシダイ釣ろうかな」という気になってきた。

 筆者があんまり「イシダイ」「石鯛」と言うものだから、Tさんから「自分が昔買ったイシダイ竿で使わないのがあるけれど、要らないか」という話があった。竿の名は『翔17GX525』。10,000円でいいという(後に5,000円に値下げ。しかも買値は80,000円以上と後から判明)。これは渡りに舟。既にF君からライフジャケット・磯靴・ヒップガードの3点セットを10,000円で売ってもらっていたから、後はリールだけである。それにしても竿にしても3点セットにしても、「くれる」のと同じ値段だと思いませんか、皆さん。「釣り好きに悪人はいない」というのは本当かも?写真は『翔17GX525』。

 

 

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