幻の魚イシダイを求めて

-ど素人が無謀にも挑む!-

シーラインSHD

 

[ペンを買おう-2003.10.18]

 イシダイリール『力丸4000』を買おうと決めた10月22日の前の最後の土曜日、「一応ほかのリールもどれくらいの値段で出ているのか見ておこうかな」と思い、本渡市のフィッシングワールドに出かけた。すると、ダイワの『シーラインSHD』が8,400円で出ているではないか。『力丸』と1,500円くらいしか変わらない。これならこっちだろう。でも、これくらいの値段でここにあるということは、ほかの店でもこれくらいでもっといいリールがあるんじゃないだろうか。筆者はすぐにまず釣太郎、次に深川釣具に走った。

釣り太郎では1万円以下ではイシダイリールはなかった。ところが…。深川では、なんとあの『ペン500L』が13,000円で出ているのだ。『ペン』といえば、『アブ』とともに中学生だった筆者の憧れのリール。金園社の『釣り入門』や平凡社カラー文庫の『磯釣り』などの釣り本を中学生のころ読み、「今は江津湖でちまちまハエを釣っているけれど、いつかこんなリールで大物を釣ってやる」と胸を膨らませていたのだ。

どうせならこれを買おう!これで決まりだ!

ところが、ガラスケースを開けてもらおうとしたとき、なぜかその『ペン』がミョーにチャチに見えたのだ。実際に手に取っても、どうもしっくり来ない。『アブ』のときとは全然違う。たぶん最初に『アブ』を触っていなかったらこんなことは思わなかっただろうが。これだったら別に日本のリールと変わらんなあ。もちろんデザインは『海魂』や『力丸』よりはずっと好きなのだが。『シーライン』とは5,000円差か。来年は下の娘も進学だしなあ。早いとこ道具を揃えないと今年のイシダイシーズンが終わっちまうし。

 やっぱり『シーライン』にしよう。ドラグの形がなんかわざとらしくてイヤラシイが。ということで、結局『シーライン』を買い、仕掛けや小物も買った後Tさんに電話を掛けて竿を受け取り、いきなり明日はイシダイを釣りに行こう、ということに相成った。

 

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