[記念すべき初釣り場は-2003.10.19]

 道具もそろっていよいよ初釣りだが、筆者は最初から「初釣りは地続きの防波堤で」と決めていた。釣りのメッカとして有名な天草でも防波堤からイシダイが釣れる場所は限られているし、その場所も年々狭められている。それでも、『小物釣り』の筆者は沖磯や沖波止に上がったことがないし、そこでのイシダイ釣りにふさわしい道具も持っていない。それに、サーフキャスティングリール(イシダイリールの正式名称はこういうらしい。昔の釣り本にはこう書いてある)を扱うのは初めてなので、まず投げる練習をしっかりしなければならない。

 そこで、熊本日日新聞社『熊本の海釣り』と同社『防波堤を行く』をつき合わせながら釣り場を選定した。両本によると、天草の防波堤でイシダイがつれるのは、1.下田港の防波堤、2.須口港の入り口の防波堤、3.後浜新港の造成地の突端部、4.須口港の内波止、5.牛深市漁協前の波止、6.大池田の波止(通称「Lucky前」)くらいだが、1.は巨大テトラポットが竿を出す方向に無数に入っていて、落ち込んだら即溺死で、こんなところで釣るくらいだったら渡し舟で磯に渡してもらったほうがよほどマシ。で当然パス。3.は本に「期待薄」と書いているくらいだから書いているほうも半信半疑、というよりほとんど信じていないようなのでパス。4.5.6.はあまりに人家に近すぎてパス。ということで、2.の須口港の入り口の防波堤に決定。

 餌はつけ方なんかもまだよくわかっていないし、投げ釣りでは使い慣れた本虫(関東でイワイソメ、関西でマムシ)で行くことに決定。本渡の深川釣具と釣り太郎にはなかったが、現地の釣具屋に売っているだろうと現地調達の方針。撒き餌はダイワの『デカバン』4本入りを購入。

 

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